スマホの料金を大幅に下げる方法は?
現在のキャリアのスマホ通信料は、各社ほぼ横並びなので高いのはauに限った事ではないのですが、私もauキャリアスマホのユーザーだった時は毎月のスマホ通信費がかなり負担になっていました。
ただ一度スマホの便利さを体験してしまうと、完全にスマホなしの生活に戻るのって、絶対無理ではないけど相当な我慢と決断を強いられることになってしまいます。
なので、今さらスマホなしの生活には戻れないというのが実状です。
スマホの通信料を大幅に安くするといえば「格安スマホ」ですが、現在の主流は、NTTdocomo回線を利用したMVNOサービスがほとんどです。
なので、回線方式の異なるauキャリアのスマホ端末をそのまま使うことが出来ませんでしたが、2014年にau回線を利用した格安スマホサービスが開始され、auユーザーも手持ちの端末を使った格安スマホへの乗り換えが可能になりました。
当サイトでは、au回線で使える格安スマホの紹介と、実際に格安スマホに乗り換えてどれくらい安くなったのか?またau回線の格安スマホを使ってみた感想などを紹介しています。
【目次】
au回線で使える「格安スマホサービス」
おすすめはどちら?「UQモバイル」と「mineo」サービス内容比較
格安スマホに変えて、スマホの通信費はどれくらい安くなるのか?
auを解約せずに格安スマホに切り替える
au回線で使える「格安スマホサービス」
au回線を利用したMVNOは、現在以下の2社になります。
- UQモバイル
- mineo(マイネオ)
UQモバイルは、KDDIバリューイネーブラーという、KDDIの子会社が運営するKDDIのMVNOです。
UQといえば、「UQ WiMAX」が知名度が高く有名ですが、こちらのサービスを運営していたUQコミュニケーションズ株式会社は、2015年10月1日よりKDDIバリューイネーブラーと合弁されました。
UQモバイルの最大の特徴は、KDDIグループが運営する格安スマホであるというところです。
一方のmineo(マイネオ)は、株式会社ケイ・オプティコムという、関西電力系列の電気通信事業者が運営するサービスです。関西電力のサービスエリア地域を対象に「eoネット」という光ファイバーインターネット網を提供している事でも有名です。
おすすめはどちら?「UQモバイル」と「mineo」サービス内容比較
au回線で使える格安スマホサービスの、UQモバイルとmineo(マイネオ)のプランと料金、それぞれの特徴を比較してみました。
なお、UQモバイルには、ぴったりプランという格安SIM+格安スマホ+無料通話時間(格安SIMのみの申し込みも可)で24か月間1980円/月というプランがありますが、その条件にはオプション契約が含まれていたりと、とにかくそのプランの内容が判りづらく、公式サイトの内容を隅から隅まで見ても、結局お得なプランなのかがまったく理解できない状況なので、料金比較からはぴったりプランは除いています。
サービス名 | UQモバイル | mineo | ||
料金プラン | データ通信 | データ通信+通話 | データ通信 | データ通信+通話 |
500MB | - | - | 700円 | 1310円 |
1GB | - | - | 850円 | 1460円 |
3GB | 980円 | 1680円 | 980円 | 1590円 |
5GB | - | - | 1580円 | 2190円 |
無制限(300kbps) | 1980円 | 2680円 | - | - |
回線サービス | 4G LTEのみ | 4G LTEのみ | ||
繋がりやすさ | ◎ | ◎ | ||
マルチキャリア | - | ○(docomo) | ||
解約のしやすさ | ✖(9500円) | ◎(違約金なし) |
プランと価格
料金プランは、mineoのほうが細かく選ぶことが出来ますが、一般的なスマホユーザーのデータ使用量である3GBではほぼ同じ料金となります。
回線サービス
両サービスとも、auの4G LTE回線しか利用していないため、3G電波しか入らないところではデータ通信が途絶えてしまいます。(音声通話は可能)
ただし、auの4G LTEは、人口カバー率99%を誇るので、山間部以外の場所であればほぼ通信可能エリアとなり、そこまで不便を感じる事は無いと思います。
繋がりやすさ
同じ料金なら、最も比較したいのがこの「繋がりやすさ」ですが、繋がりやすさはUQモバイル、mineoともに差はありません。
実際に我が家では私がmineoで妻がUQモバイルを利用していますが、それぞれのスピードテストで比較してみると、UQモバイルの方が若干早かったですが、実用上は全く体感できないレベルであり、通信スピードも同じだといえます。
マルチキャリア対応
繋がりやすさではUQモバイル、mineo共に差はありませんが、mineoの特徴の一つが「マルチキャリア対応」です。
マルチキャリアとは、au回線以外の回線を使ったサービスも提供しているという事で、mineoの場合はNTTdocomoの回線を使ったMVNOも提供しています。
マルチキャリアのメリットは、手元にあるauキャリアのスマホが使える間はau回線MVNOを使い、端末が古くなって買い替える時にはNTTdocomoの回線を使ったMVNOに切り替える事が出来るという点です。
プラン変更にかかる手数料は2000円なので、docomo回線を使ったMVNOに変更した場合の事務手数料:3000円よりも安く変更することが出来ます。
解約のしやすさ(違約金の有無)
データプランでみると、UQモバイルもmineoも解約金はありませんが、UQモバイルの場合はデータ通信+通話プランは12ヶ月縛りの解約金:9500円が発生します。
一方のmineoはどのプランも解約金は無しです。
さらに、mineoの場合は解約する際には、ネット上ですべての手続きが完了できますが、UQモバイルの場合は、フリーダイヤルへ電話を掛けて解約を申し出る必要があります。
なにより問題なのは、この解約申請のためのフリーダイヤルがまったく繋がらないということで、「ただいま回線が込み合っていますので後ほどお掛け直しください」というガイダンスが流れた後、強制的に電話が切られてしまいます。
なので、何度も掛けなおす必要があるのですが、休日の日中はほぼ繋がらないので、途中で心が折れてしまうのと、時間が無駄になるので解約が先送りになってしまいます。
au回線のみのUQモバイルを将来的にも使い続けるケースは少ないでしょうし、docomo回線のMVNOに乗り換えようとした時でも、現状のUQモバイルの解約システムは大きな障害になるといわざるを得ません。
このシステムが改善されない限りは、ずっとau回線のMNVOを使い続ける予定の方以外は、UQモバイルの選択肢はないと思います。
【結論】 おすすめなのはmineo(マイネオ)
格安スマホとしてほぼ同じのプランと価格で競合するUQモバイルとmineoですが、どちらがau回線の格安スマホとしておすすめか?というとmineoになります。
その理由は、プランが豊富であることと、解約のしやすさです。
実際に両方のサービスを使ってみて、両方ともスマホに求められるストレスフリーな環境は満たしており、差はありませんが、解約という重要な部分に大きな壁を設けている「UQモバイル」は、ユーザー目線でのサービスとはいえないので、おすすめすることは出来ません。
プランが豊富でマルチキャリア対応、いつでも解約可能なmineoはこちら
格安スマホに変えて、スマホの通信費はどれくらい安くなるのか?
実際に私がauキャリアに支払っていた、毎月のスマホ通信費は下表のとおりです。
項目 | auキャリアスマホ |
---|---|
LTEプラン | 1868 |
誰でも割+家族割 | -934 |
基本使用料割引額 | -934 |
LTE NET | 300 |
安心ケータイサポートプラス | 380 |
LTEフラット | 5700 |
テザリングオプション | 500 |
オプション使用料割引 | -500 |
毎月割 | -630 |
auスマートパス | 410 |
プランZシンプル | 0 |
誰でも割+家族割 | 0 |
EZ WIN | 0 |
通信料/WIN | 0 |
格安SIM | 0 |
TOTAL | 6151 |
1契約あたり6,151円の支払いとなっていました。
私と嫁の2台契約でしたので、毎月我が家の家計から支払うスマホ通信費は2倍の12,302円となります。
格安スマホの月額料金が、mineoのデータ通信(3GB)+通話だと1590円/月なので、家族で切り替える事により
月々12,302円-3180円=9122円安くなり、年間だと実に109464円もの節約になります!
ちなみに上記の料金には通話料は含まれていません。
auを解約せずに格安スマホに切り替える
格安SIM・格安スマホに変えたいけど、今のキャリアの2年縛りがあるので変えられない。。
という方も多いようですが、私もその一人で、格安スマホにしてauキャリアのスマホを解約したら違約金の9,500円を取られる状態でした。
なので、違約金を取られず=auを解約することなく格安スマホに切り替えれないか検討した結果、格安スマホ+キャリアガラケーの2台持ちにすればOKという事が判りました。
要するに、スマホ契約をガラケー契約に変更しても、解約にはならず機種変更扱いとなるので、違約金は発生しないという事です。
結果、スマホ通信費は、2台持ちのガラケー料金を含めるとこうなりました。
項目 | auキャリアスマホ | 格安SIM + auガラケー2台持ち |
---|---|---|
LTEプラン | 1868 | 0 |
誰でも割+家族割 | -934 | 0 |
基本使用料割引額 | -934 | 0 |
LTE NET | 300 | 0 |
安心ケータイサポートプラス | 380 | 0 |
LTEフラット | 5700 | 0 |
テザリングオプション | 500 | 0 |
オプション使用料割引 | -500 | 0 |
毎月割 | -630 | 0 |
auスマートパス | 410 | 0 |
プランZシンプル | 0 | 1868 |
誰でも割+家族割 | 0 | -934 |
EZ WIN | 0 | 300 |
通信料/WIN | 0 | 549 |
格安SIM | 0 | 980 |
TOTAL | 6151 | 2763 |
もちろん、夫婦揃って格安SIM+ガラケー2台持ちに変更しました。
結果、6151円-2763円=3388円×2=6776円/月の節約、年間では81312円の節約です。
なお、キャリアの2年縛りに引っかからない場合は、データ通信+通話を選択すれば2台持ちする必要もありませんし、mineoの5Gプランを選択しても2190円なのでさらにスマホ通信費を節約できます。